僕がぼくを取り戻す方法物語(上)(下) 種高誠

いつダウンロードしたのかも思い出せないのですが、結構前にダウンロードして「このくらいのページ数ならすぐ読み終わるだろう」とか思ったのに、思った以上に上下巻読み終わるのに時間がかかってしまいました。

 

 

本が読めない日々が続いていたので上巻の最初の方は何度も何度も繰り返し読みなおしました。

 

上下巻合わせると200ページちょっとの本ですが読んでみて奥の深さにビックリ。結構軽い気持ちで手にしてしまったんだけど、この本を読むことにしたのもきっと何かの縁。

 

目が覚めると主人公は湖のボートの上にいて、そこがどこかもわからずに湖を漂うんだけど何処からともなく現れた案内人のカンノンここはあの世と告げられるところから話がはじまるんです。

 

最近は個人的に数ヶ月前くらいから「引き寄せ」とか「潜在意識」とかをちょっと勉強してみたりしているんだけど、読み進めれば読み進めるほどに通ずるものがあるなぁと。作者は意図的に書いているのだろうか(?)

 

「引き寄せ」とか「潜在意識」とかいうと敬遠されがちですが、誰もが持っている根っこの部分にあるものという感じ。

 

潜在意識とかは勉強していくと自分の感情を大事にとかいう言葉をよく耳にしたりしますがその辺のことが良く書かれている感じがしました。

 

人の目が気になる中で自分の思っていること(本心)を口にするって時として憚られることもあり、それで自己嫌悪になったりすることもありますが、この物語で主人公が出会う友達のポンチャックとの交流からお互い高めあって成長していくんですが、主人公とポンチャックが仲良くなったきっかけはたった1本の色鉛筆。

 

ファンタジー的な要素も入っていて光の三原色の話も出てくるんですが面白かったです。大人が読んでも面白いはず。

 

昨日初めて知ったんですがこの本はKindle版(電子書籍)しかないようです。紙の本もあるのかと思ったらKindle版しかなかったの、昨日初めて気が付いた。

 

この作者の別の作品も読んでみたかったので探したんだけど、どうもこの本しかないようです。作者の名前を検索して調べてみたけどこの本以外情報が出てこないので……

 

この作品は少し時間をおいて、もう一度読み直してみようと思った本でした。

 

最終更新日:2023/12/09