やっと読み終わりました。
寝る前のルーティンに読書を定着させるのが目的で寝る前に短くても30分は必ず本を読むことにしていますがやっと読み終わった。
本当は別の作品を読もうと思っていたんですが、前に読んだ本が私にはどうも合わなかったので疲れちゃって、今の自分が読みたいと思う本を読もうと思って探してたところ見つけた本でした。
タイトルの「猫を抱いて象と泳ぐ」に惹かれて読んでみました。
チェスのお話。
第一章を読んで引き込まれて個人的には結構楽しく読めた本でした。
チェスの知識なんて全くと言っていいほどないけれど、そんな私でもわりと楽しく読めた本でした。ネットでこの本のレビューをチラ見しましたがチェスの知識がない方が違和感なく楽しめる作品なのかもしれません。たぶん。
ハッピーエンドでもないし明るい話ではないけれどわりとこういう陰のある感じの話は嫌いじゃないので最後までしんどくならずに読めました。
登場人物も魅力的で私は好き。
象のインディラもミイラもバスで暮らしているマスターも老婆令嬢も。
残酷な描写もありますがね。主人公ののちにリトル・アリョーヒンと呼ばれるようになる少年の生涯が書かれた本。
18世紀ごろに実際に製作された「自動チェス人形」(トルコ人)をモチーフとした作品のようなので(少し調べました)実際にそこに入ってチェスを指していた人がおそらくいたことになる。
1章に出てくる象のインディラの話もどこかで聞いたことある話だよなぁって。実話と別の実話がごっちゃになっているのかな???とインディラのあたりとかは思いました(この辺りも気になったので軽く調べた)。
バスで暮らしているマスターは読んでいる時になぜかハリーポッターのハグリット役でお馴染みのロビー・コルトレーンさんを思い出しながら頭の中では日本語吹き替え版の斎藤志郎さんの声で再生されたのであった。
老婆令嬢はなぜか頭の中で八千草薫さんの声で再生された。
なぜだろう?
本読んでいるとたまに勝手に頭の中で声が再生される感覚。
別の作品も読んでみたい気がして調べていたら「博士の愛した数式」の著者だったんですね。小川洋子さん。彼女の書く文章が好きなのか?他の作品も読んで確認してみたいなと思いました。