満月珈琲店の星詠み 望月麻衣/画 桜田千尋

寝る前の読書を習慣に、という事で読み始めた本。

本当は、ホラー小説を先に読もうかと思ったのですが、面白そうな本が他にないか探している時に、探すの諦めてタブレットの画面を消そうとしていた時に、たまたま見つけた本でした。

 

タイトルにも惹かれたんですが、何よりも私は表紙のイラストにとても惹かれてしまいダウンロード。「満月珈琲店の星詠み 望月麻衣/画 桜田千尋

 

昨日読み終わりました。こんなに楽しく読書出来たのは、久しぶりでした。

これは昔10年以上前文庫本で読んだ、米澤穂信氷菓以来な気がしました。

氷菓は紙の本で買いましたよ。もう手元にはありませんが・・・2冊目以降は読んでいないのですが。

 

さて、【満月珈琲店の星詠み】

 

あらすじ

「満月の夜にだけ現れる満月珈琲店では、猫のマスターと店員が、極上のスイーツなどで客をもてなす。訪問客の星を詠んで導く。」

 

まず最初に本を開くと綺麗で幻想的でおいしそうな、スイーツやドリンクなどの美麗イラストが掲載されています。

 

絵が個人的には凄く好みでツボだったので、もう最初から楽しめました。

 

第一章

主人公の年齢が40歳という事もあり、一章のお話は個人的には共感する事もあったりなどしました。

 

西洋占星術をもとに話が進んでいくのですが、この辺は好みが分かれるところ、なのだろうなとも思いました。

 

私は占い好きでも嫌いでもないし、そもそもそんなに当たらないので信じた事もないけど、物語として読んでいて私は楽しめました。

 

ほっこりと優しいあたたかさに包まれるそんな本。

 

第一章を読み終えて、猫に詳しくない私はシンガプーラとハチワレを検索しました。

今見返したら、最初のイラストに猫のイラストもありました(汗)

 

寝る前に読書しているので、第一章を3日くらいかけて寝る前に読みました(遅っ)

 

第二章

第二章は一気に読んだ。

途中で読むのを止められなくて。

第二章は第一章に続くお話。

 

ここで自分の勘違いに気づく。

短編が何本か収録されている、短編集なのかと勘違いしてました(汗)

二章を読んで違う事に気づきました(滝汗)

 

第二章に出てくる一文が心に残っています。

思わずマーカー引きました。

 

私にもこういう所があるよなぁって思った。

物語に出てくるスイーツはやっぱりおいしそうだし、寝る前にお腹減る。

 

第一章を読んでいる時に、思い出したある作品がありました。

 

「泣きたい夜の甘味処」中山有香里(著)数ヶ月前に読んだコミックエッセイ。満月喫茶読みながら、フッとこの本の存在を思い出しました。なんか近いものがあるよなぁって。

 

第二章は、マスターが不在なので、その代わりにペルシャ猫が登場するのですが、さすがに検索しなくても分かった。

 

マスター早く帰ってきて!ってなりながら読んでました。

マスターの存在は重要なので不在とか、味噌の入ってない味噌汁みたいな感じだった。

(もっといい例えないだろうか・・・(´・ω・`)

 

第三章前編

こんな風にお話が繋がっていくのかぁ~っと。

この作品漫画でも良さそうだけどな、とも思いました。

 

小説をたくさん読んでいる人には、作家の方の文章力なども気になってしまうのでしょうが、私は基本いい大人になるまで漫画しか読んでこなかったような人間で、小説なんて読むようになったのは、本当に最近なのでするすると読めました。

 

小説読んでみたいけど、どれ読んでいいのか・・・とか思う人はとりあえずこの辺から読んでみてはと思う。

 

登場人物がこんな風につながっていくのか~・・・と、ファンタジーでメルヘンな感じ。

嫌いじゃないので、私は楽しく読めました。

 

全4巻あるようなので、いずれ他の本も読みたいです。

 

エピローグでは気になっていた登場人物のその後が少ししれたりなどもあったり、あとエピローグを読んだ後にベートーベンの「悲愴」が少し聴きたいかもと思ったりしました・・・聴いてないけど(汗)

 

ファンタジーでメルヘンな感じが苦手で小説読んだ事もほとんどないし、どれを読めばいいのか!とか思ったりする人は、米澤穂信氷菓(謎解きもの)でも読んでみると良いのかも。

 

ヒロインはかなり好みが分かれそうな感じがしましが、小説読まない私が楽しく読めた作品の1つです。

 

このあたたかく癒された空気の中、私は次はずっと気になっていたホラー小説を読みます。

 

最後まで読めるかしら?

 

この間挫折したばかりなので(汗)

 

やっぱり読み終わた達成感は良いものだ。

 

最終更新日:2023/12/31