滅びの園 恒川光太郎

寝る前のルーティンに読書を定着させたいので毎日短くても30分くらいは読書してます。長くても1時間くらいとかする日もあります。定着を目指して余程どうにもならないくらいに具合が悪いとかならない限りは、読書する気分じゃなくても30分は読書すると決めてやってみてます。

 

恒川光太郎さんの滅びの園は結構前にダウンロードしていたんですけれど、途中まで読んでは長い時間放置してしまったので最初から読み直しました。昨日読み終わりました。

 

読み終わった後にモヤモヤした感情が残ったのはきっと私だけじゃないはず。それでも面白かった。

 

章が変わるごとに視点が変わる。内側の世界と外側の世界。外側の世界の幸せが守られている間内側の世界にいる人たちの平和は脅かされ続けている。

 

読み始めは主人公の鈴上(すずがみ)に気持ちが寄ってしまうのですが、なかなか考えさせられる作品でした。

 

モヤモヤッとした感情が読んだ後残りつつもやはり自分は恒川さんの作品のファンなので終始楽しい読書時間でした。

 

ラストはこのラスト以外はなかったのだろうなと個人的には思ったのでした。

 

でも自分に当てはめて考えると答えなんて永遠に出ない。そんな感じ。

 

雷の季節の終わりに以来の恒川さんの長編だった気がします。

 

今回のこの本はSF。

 

おすすめ作品なのでぜひ読んでみてくださいな。

 

今日からはまた新しい作品を読みます。