山の霊異記 赤いヤッケの男 安曇潤平

いつごろから読み始めたのかも忘れてしまったんですが、読み始めた途中で本が読めなくなって、読み終わるのに時間が掛かってしまいましたが一昨日くらいからのんびり読書して過ごしてまして、やっと読み終わりました。

 

定期的に本が読めなくなるっていうのがやってくるんですが、一昨日くらいから読書に没頭。でも電子書籍で読んでいたために結構目にくるので、合間合間適度に休憩をはさみながら、やっと読み終わりました。

 

私の集中力からいっても今は短編集みたいなのが読みやすく楽しく読めるみたいです。

 

「52ヘルツのクジラたち」が読み終わってから、電子書籍で面白い本ないかと探していたんですが、見つからず諦めて積み本の消化をこのまま続けようかと思ったところに発見したこの本「山の霊異記 赤いヤッケの男」。

 

Kindle Unlimitedで読みました。

 

登山者や山に関わる人たちから訊き集めた実話怪談。Kindle版を読みましたが書下ろし作品が2篇収録されていました。全部で28篇収録されています。

 

面白かった~。

 

山に関わることなく生きている私からしたら、例えば目の前に山が見えていても足を踏み入れる事のない領域って感じなので、身近ではないぶん楽しく読めました。最後まで楽しく読めた作品でした。5巻まであるようなので全部読んでみたいです。

 

思わず背筋がゾゾッとするような話もありますが、特に印象に残った話は「鎌策婆」「荒峰旅館」「猿ぼぼ」や「牧美温泉」などは印象に残る話でした。作者が体験した「猿ぼぼ」も短編ながらも読みごたえがあって印象に残る話でした。

 

ホロっとするようないい話も収録されていたりするので怖いだけではない実話怪談。

 

「鏡」などは読み終わった時に背筋が思わずゾゾッとしたりして、「追悼山行」も印象深いお話でした。

 

そうこの本はただ怖いだけじゃないんです。本当に面白かったなぁ。怪談嫌いじゃない人はぜひ読んで見て欲しい1冊。

 

山とは無縁な私が読んでも面白いと思った1冊でした。自然の驚異を前にすると人間とは無力なものですね、などと思った1冊。

 

こういう不可思議なことってでもありますよね。

 

山だけじゃないですよねとも思うのでした。

 

長編を読む集中力がまだ戻ってきていないような気もするせっかくなので続きがKindle Unlimitedで読めるので読もうと思います。

 

久しぶりに没頭して読んだいい読書タイムでした。

 

 

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