気が付けば前回の読書感想から、1週間以上が経過していました(汗)
2日くらい本が読めなかった日がありました。
昨日やっと読み終わりました。
こちら↓
読んだのは、森沢明夫さんの「エミリの小さな包丁」です。
表紙のイラストに何となく惹かれて読みました。
表紙って大事だなって(今更ですが)
プロローグの出だしはちょっと想像していたのと違ったので、どんな作品なんだろうか?表紙からの印象とは随分と・・・という印象でちょっと不安だった。
静かにゆっくりとはじまる物語、すべてを失い逃げていった先は15年も会っていなかった祖父の元。
「海のおじいちゃん」こと、祖父の元に行ってみれば?と提案したのは兄。
15年も会ってなかったら、実際はそんな行動を起こす事なんて出来ないだろうと思ったけど、病んでいるわりには行動的な主人公という印象を受けました。
哀愁漂う作品。
主人公は25歳のエミリ。
逃げるのには若すぎるのでは(?)などと、一瞬思ってしまったアラフォーな私ですが、逃げるのに年齢は関係ないかとも同時に思ったのでした。
心がズタズタになったエミリが祖父との暮らしの中で、自分を取り戻していくというか、悩ましいエミリにヒントをくれる存在の祖父。
魚釣りや料理を通じて、二人の距離が次第に近づいていく感じとかも良かったんですが、エミリが何から逃げてきたのかっていうのは、結構後の方になって出てくるので、そこから物語が面白くなる感じ。
が、正直恒川さんの作品ほどハマるものが、今一つ足りなかったというか・・・
だけど、祖父視点で書かれているエピローグは、ちょっと涙が滲んだりしました。
エピローグ読んで、「あぁぁ・・・最後まで読んでよかった」と個人的には思いました。(きっといらないよエピローグという人もいるのかなぁ~・・・とも思うけど)
ちょっと続きが気になって夢中で読むっていう感じでも、正直無かったんですが、良い作品でした。
モヤっとした所も何か所かあったりもしましたが、終わり良ければ総て良し(?)かなぁ~?
ネットで「エミリの小さな包丁」で検索したら、「エミリの小さな包丁 続編」とか出てきたので、続編あるなら読みたいなぁとは思ったんで、少し調べてみましたが、見つけられませんでした。
続編は出てないのかなと思う(多分)
今日から新しい作品を読むのですが、2日も読書をサボってしまった上に、1月ももう20日なので、今月あと何冊読めるだろうか?
今年は小説を100冊読むを目標にしているというのに、これでまだ4冊目よ。
あと残り96冊。
まだ1月だし!と思って、夜は読書に励むとします。
次は開拓したいと言いながら、またまたあの人の作品を読みます。
ふふふっ。
更新日:2023/1/20 最終更新日:2023/6/4
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